海外市場向けの商品リストを翻訳する方法(CSV・Excel・マーケットプレイスのエクスポート)

商品カタログを安全かつ手早く翻訳するには、CSVまたはExcelファイルとしてエクスポートし、購入者が読む列(タイトル、説明文、箇条書き、オプション)だけを翻訳します。IDと列見出しは元のままにして、ファイルを再インポートします。 そのうえで、確認作業には、売れ筋商品と、翻訳だけでは対応できない項目(サイズ、単位、価格、その市場で実際に検索される言葉)を優先しましょう。

このガイドでは、ファイルを使った作業の流れをステップごとに説明します。あわせて、再インポートに失敗する原因となるミスや、翻訳にとどまらない商品リストの「ローカライズ」についても解説します。

マーケットプレイスやショッププラットフォームには、それぞれ商品リスト、カテゴリ、インポートに関する独自のルールがあります。ファイルをアップロードする前に、お使いのプラットフォームの出品者向けヘルプページを確認してください。

ステップ1:カタログをエクスポートする

多くのショッププラットフォームやマーケットプレイスでは、商品データをCSVやスプレッドシートとしてエクスポートできます。翻訳専用のエクスポート機能を用意しているところも多くあります。お使いのプラットフォームのヘルプページで、目的に合った方法を確認してください。

  • 翻訳用エクスポート(利用できる場合)には、翻訳対象のフィールドだけが含まれ、該当する言語版にそのまま再インポートできます。通常は最も安全な選択肢です。
  • 商品の全件エクスポートには、ID、SKU、価格、在庫、画像、URL、テキストなど、すべてが含まれます。

エクスポートしたファイルは、手を加えていないコピーを必ず残しておきましょう。問題が起きたときに、元のファイルからやり直せます。

ステップ2:翻訳する項目と変更しない項目を決める

各列を確認し、2つのグループに分けます。

翻訳するもの(購入者向けのテキスト):

  • 商品タイトル
  • 説明文と箇条書き
  • オプション名と値(カラー:レッド、サイズ:ラージ)
  • 画像の代替テキスト
  • SEOタイトルとメタディスクリプション

変更してはいけないもの(プラットフォームで元の値が必要な項目):

  • 列見出し。 インポート時には列名で照合されます。見出しを翻訳すると(「Title」を「Titel」にするなど)、通常はインポートに失敗するか、その列が無視されます。
  • ID、SKU、ハンドル、バーコード、商品コード。
  • URLと画像リンク。
  • 価格、在庫、重量などの数値(新しい市場向けに意図的に変更する場合を除きます。ステップ5を参照してください)。
  • カテゴリIDと固定値。 ステータスフラグや税コードなど、プラットフォームが所定の値を求める項目です。

これらの項目を変更しないための最も簡単な方法は、ID列と翻訳対象の列だけを含む作業用ファイルを作ることです。そのファイルを翻訳した後、IDをキーにして、ルックアップ数式で翻訳後のテキストを元の全件エクスポートに反映します。翻訳するファイルにID列を残す場合は、処理後に値が変わっていないか確認してください。

ステップ3:ファイルを翻訳する

作業用ファイルを、同じ形式で返すドキュメント翻訳ツールにアップロードします。DropTranslateのExcel翻訳は、XLSXのセル内のテキストを翻訳し、同じシート構成、レイアウト、書式を保ったXLSXを返します。数式や数値は変更しません。CSVファイルにも対応しています。数式が参照するセルにテキストが含まれている場合に、数式を壊さず翻訳する方法は、ガイドExcelスプレッドシートの翻訳方法で説明しています。

より良い結果を得るためのヒントです。

  • HTMLタグはそのまま残す。 説明文には、HTML(<p>、<strong>、<li>)が含まれていることがよくあります。インポートする前に翻訳後の説明文をいくつか確認し、タグが残っていることと、正しく閉じられていることをチェックしてください。
  • ブランド名と商品ライン名を統一する。 そのまま使う名前のリストを作り、翻訳後に確認しましょう。
  • カタログが非常に大きい場合は、商品タイプごとに翻訳する。 似た商品をまとめて翻訳すると、表現がそろいやすくなります。

ステップ4:インポートの前に確認する

インポートする前に、翻訳後のファイルを開き、次の点を確認します。

  1. 作業用ファイルと行数・列数が同じであること。
  2. IDと見出しが変わっていないこと。
  3. 元のファイルにテキストがあったセルが空になっていないこと。
  4. テキストの長さ。 マーケットプレイスでは、タイトルの文字数に上限があることがよくあります。翻訳後のタイトルは、元より長くなることが多いため、上限を超えているものは短くしてください。
  5. 特殊文字が正しく表示されること(é、ß、ł、çなどの特殊文字や、非ラテン文字を含む表記)。インポート時に文字化けしないよう、CSVはUTF-8で保存してください。

その後、まず少数のテスト用バッチ(5〜10商品)をインポートします。公開中のショップや出品プレビューで確認してから、残りをインポートしましょう。

ステップ5:翻訳するだけでなくローカライズする

正しく翻訳されていても、新しい市場に適した商品リストになるとは限りません。少なくとも売れ筋商品については、次の点を見直してください。

  • サイズ。 衣類や靴のサイズは、国や地域によって異なります。「Size 8」を訳すのではなく、サイズ表を追加するか、現地のサイズ表記に置き換えましょう。
  • 単位。 インチとセンチメートル、ポンドとキログラム、液量オンスとミリリットルなどです。お客様が求める場合は換算し、数値を必ず再確認してください。
  • 価格と通貨。 説明文に書かれた価格を翻訳するのではなく、その市場向けの価格を設定しましょう。
  • 検索キーワード。 人は辞書どおりの訳語ではなく、日常的な言葉で検索します。ネイティブスピーカーや、マーケットプレイス自体の検索候補を見れば、その市場の購入者が実際に入力する言葉がわかります。
  • 訴求表現と法的文言。 製品安全に関する表示、成分表、保証条件、環境に関する訴求表現には、市場ごとの規則がある場合があります。規制対象となる文言は翻訳だけに頼らず、その市場の規則を確認してください。
  • トーン。 市場によっては、より丁寧な文体が求められます。フォーマルな語りかけ方にするか、カジュアルな語りかけ方にするかを決め、ショップ全体で統一しましょう。

翻訳の品質はどのくらい必要?

新しい市場で初めてテストする場合は、売れ筋商品について内容を確認した機械翻訳が、妥当な出発点となることもよくあります。売れ筋商品や、安全・法的情報を含む商品については、ネイティブスピーカーに文章を確認してもらいましょう。自分でできる簡単なチェック方法は、ガイド機械翻訳は十分な品質?で説明しています。

よくある質問

Shopify、WooCommerce、マーケットプレイスのCSVを直接翻訳できますか?

はい。ただし、インポートに必要な列(見出し、ID、ハンドル、SKU、URL、固定値)を変更しないことが条件です。作業用ファイルでテキスト列だけを翻訳するのが、最も安全な方法です。インポートのルールは、お使いのプラットフォームのヘルプページで確認してください。

翻訳で価格やSKUが変わることはありますか?

通常は変わりません。適切なスプレッドシート翻訳ツールは数値を変更しませんが、単語のように見えるコードは翻訳されてしまうことがあります。コードは翻訳するファイルに含めないか、翻訳後に確認してください。

商品レビューも翻訳すべきですか?

プラットフォームやマーケットプレイスによっては、レビューを他の言語で表示するための独自のルールやツールがあります。自分でレビューを翻訳する前に、それらを確認してください。

商品画像内のテキストはどうなりますか?

画像の一部になっているテキストは、スプレッドシートと一緒には翻訳されません。必要な商品については、ローカライズした画像を別に作成してください。

まとめ

カタログをエクスポートし、作業用ファイルで購入者向けの列だけを翻訳します。IDと見出しは変更せず、数商品をテストインポートしてから、売れ筋商品のサイズ、単位、検索キーワードをローカライズしましょう。スプレッドシートの翻訳について詳しくは、数式を壊さずにExcelファイルを翻訳する方法をお読みください。

商品スプレッドシートをDropTranslateにアップロードすれば、同じ形式で受け取れます。内容を確認してからインポートできます。

CSVやExcelから商品名・説明文を一括翻訳し、再インポートを失敗させない手順と、サイズ・単位・検索語のローカライズ方法を解説します。